管理者ごあいさつ
皆様、新年明けましておめでとうございます。
年末の大雪で皆様除雪などで大変だったのではないかと思います。体調はいかがでしょうか。今年の冬は大雪とのこと、皆様気をつけてお過ごしいただければと思います。
今年の冬はインフルエンザも早くから流行が始まり、新型コロナウイルス感染症も衰えていません。普通の風邪(ウイルス性の上気道炎)もかなり流行しています。新型コロナが流行していた時のように、手洗い、うがい、マスクの着用などの感染対策で、色々な感染症の流行が広がらないようにできればと思っております。皆様も気をつけていただければと思います。
さて昨年8月、センターは22周年を迎えました。一昨年故障したセンターの冷房も無事に修理がおわり、昨年の夏は快適に診療にあたることができました。いつもご支援いただいている湯沢町役場の皆様のおかげです。この場をお借りしてお礼申し上げます。今年3月にはCTの更新に伴うレントゲン装置の入れ替え工事があります。皆様の診療への影響が最小限になるよう進めていきたいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。
一昨年12月に開業した「湯沢介護医療院ゆきざくら」は昨年4月からフルオープンすることができ、順調に運営できています。介護が必要な方は多く、入所までお時間をいただいています。湯沢町の高齢化率(65歳以上人口の全人口にしめる割合)は、日本の平均、新潟県の平均よりも高い状況にあるため、湯沢町で施設での介護を希望される割合も高くなっている印象があります。今後もこの傾向は大きく変わらないだろうと考えており、「湯沢介護医療院ゆきざくら」が果たす役割は大きくなっていくのではないかと感じております。
一方センターの経営状況は決して楽観できる状況ではありません。新潟県の県立病院や厚生連の医療機関の運営が苦しいという報道がありましたが、2024年度は日本全体を見ても医療機関の運営は苦しい施設が多いのではないかと感じています。
施設も出来てから20年を経過し、医療機器のみならず建物本体も色々と不具合が生じており、修理が必要となってきています。また皆様も感じておられる色々な物価の上昇は医療機関でも例外ではありません。物品の費用、電気代、入院患者さんの食事の材料費などなど色々な費用の増加を抑え、収入を増やさなければ、今後も苦しい状況が続いていくことになります。診療の質を保ちながら、経営的にも厳しい状態を乗り切っていくというなかなか厳しい一年になりそうです。
地方における医療や介護の状況は本当に難しい課題が山積しております。DX(デジタルトランスフォーメーション)などを進めたり、医療における人材の獲得・育成も進めていかなければならないと思います。そんな中今まで以上に良い医療機関として、地域の「かかりつけ医療機関」としての役割が果たせるよう、今年も頑張ります。皆様のご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。
令和7年1月1日
管理者 井上 陽介